広島で行きたい所はあるかと問われ、私が答えたのは「路面電車に乗りたい」だった。
車と並んで、さほど速くないスピードで走る路面電車。
地下鉄のない地方都市では、地下鉄のように市民の足である。
余談だけど札幌は、地下鉄も路面電車もあって、特殊な街だなあと感じる。
広島の路面電車は、3両編成の最新型のものから、レトロでベーシックな1両編成のものまでレパートリー豊かで、本数がとても多く走っている印象。
そして、夕方、かなり満員だった電車が広島駅電停に着くと…
広い電停のホームに、移動式料金支払い台をガラガラと押して待機している駅員?さんが見えた。
これが私の今回のベストショットである。
えーっ、電車の外でも払えるの?!
でもそれは、広島レベルの大きな地方都市だからやっている、ローテクながらも時間短縮技なんだなと思った次第。
1945年当時も、かなり栄えていただろうに、一瞬にして何万人もの命が奪われたんだな、と改めて思った。